「浪花おふくろ投信主催セミナー」に参加しました 後半

前半のつづき.

パネルディスカッション&質疑応答

上の5人が壇上に上がり,私たちの質問に出来る限り答えてくれました.

久保田さん「自己紹介」

ここまで自己紹介していなかった,久保田さん(中井さんから「てっちゃん」って呼ばれていました)が入社の経緯も含めて自己紹介をされていました.この方は,以前別投信会社でも同様に立ち上げていたらしいですね(私の席後ろの方が前職の会社名を言ってましたが,有名な会社でした).

浪花おふくろ投信設立が如何に衝撃的だったか熱く語っていました.運営部長になって今後はより貢献したいとも語っていました.

質問コーナー

1)皆さんのポートフォリオを教えてください.

内藤さんから,具体的にホワイトボードに円グラフを書いて説明していました.詳細は「本に書いてます(笑)」と言ってましたので,詳細は書籍へ.大まかにいうと,株式50%(日本20%/海外30%),株以外50%(日本国債20%/外債10%/その他20%)でした.

他の方への回答は無かったですね.この質問と直接関係無かったですが,話の流れで中野さんが「今後伸びる会社」について,

・内外需関係なく世界の製造業へ勇気を持って進出する会社が今後伸びる
・これから中国が成長すると思うが,日本も快くその成長を受入れる社会にしないといけない

2)インデックスとアクティブについて
ここから,内藤さんと(特に)中野さんとで意見が分かれていたと思います.

(内藤さん)完璧な方法ではないがインデックス派.
(中野さん)考え方次第であり,ポイントは長期投資でプラスサムになる「与える投資」
      を選ぶことではないか.
(久保田さん)インデックスとアクティブの優劣で議論するのは不毛ではないか.

⇒私は,今回とディスカッションのようにインデックス派とアクティブ派が同じ指標や基準で,偏りなく説明する環境になってさえいれば,あとは個人の選択の問題かと考えます.

3)その他の質問
 ここから小さな質問を内藤さんが答えていました.外債の役割(円安対策)や中国SDRの話など.

4)質問から「投資への姿勢」や「ファンドの種類」について
 この辺から内藤さんとアクティブ派に分かれて(ように見えた),熱い議論になりました.特に内藤さんと中野さんとの投資に対する考え方(姿勢)が違っていたように見えました.

4-1)投資をしたら忘れるべき?,管理すべき?

(内藤さん)定期的に(3ヶ月毎に)チェックするべき.
(中野さん)長期投資が大切だから,株価が下がった時は忘れてもいいのでは.

4-2)ファンドは定食派(バランス型)?単品派?

(内藤さん)資金と管理方法の考えで選択すればよい.自分の理想になるように
      色々試行錯誤するほうが良いのでは.
(中野さん)すべて内藤さんのように,細かく見る人ばかりでない.仕事をしながら
      小額な資金でも世界の成長に期待して資産運用したい人にとっては,
      いちいち運用状況を見る必要はないのでは.

5)お金に対する考え方「お金は死ぬまでに使い切るか?」
投資だけの話ではなく,根本的な話へ突入しました.パネラーの方々の正直な考え方が聴けて,とても勉強になりました.

(内藤さん)お金は「残さない」派.死ぬ時にお金はゼロになっているのが理想的
      (大前研一さんを例にあげて).
(中野さん)お金は「残す」派.

⇒中野さんがおっしゃった「残す」は,「使うためのお金を残す」という意味が強いと感じました.

ここで時間切れ.公共施設を借りていたので,すばやく終了しました.

まとめ

今回,はじめて金融セミナーに参加させて頂きましたが,もっと勧誘とかあるのか心配していましたが,それも少なく安心しました.こういう手作り感のあるセミナーや中立性のある説明で個人判断できるセミナーであれば,また参加したいと思います.

また,浪花おふくろ投信はもちろんですが,セゾン投信も興味が沸きましたので,調査しようと思います.(あと,浪花おふくろ投信セミナーは和歌山でもあるみたい(6月26日)なので,そっちにも参加してみようと思います.)