エネルギー資源を輸出する日本
去年あたりから報道されている新しいエネルギー「メタンハイドレート」.通称「燃える氷」
過去の記事でもリンクとして取り上げました.
[NB]【技術フロンティア】「燃える氷」を資源に活用
日本では四国から静岡県の沖合にまたがる海溝「南海トラフ」の周辺に、 最も多く分布すると見られる。 (中略) メタンハイドレートはどうやって回収するのか。高圧で地中に 閉じこめられている石油や天然ガスは液体や気体だから、パイプを 打ち込むだけで吹き出してくる。ところがメタンハイドレートは固体なので、 この方法では取り出せない。 しかも、砂の隙間にシャーベット状に混じっている場合が多いので、 さらにやっかいだ。そこで、地中でメタンガスと水に分解し、ガスだけを 地上に吸い出す手法が取られる。
この記事のポイントは,以下の通り.
・海溝「南海トラフ」の周辺に最も多く分布 ・高圧で地中に閉じこめられている ・メタンハイドレートは固体 ・砂の隙間にシャーベット状に混じっている場合が多いので、取り出すのが困難
つまり,「埋蔵量が多いけれども取り出すのが困難であり,すぐにビジネスにはできない」という結論になっていました.
そして今年に入り,とある動画を見てビックリしました.太平洋側ではなく,日本海側で「簡単に」メタンハイドレートが取り出せちゃうらしいのです.
つまり,「メタンは簡単に取り出せて,すぐにビジネスにできる」らしいのです.資源が乏しいと言われている日本ですが,実は「資源国家日本」になる日もそう遠くは無く,今年中にでも可能とのこと.上の記事とは違って,すぐにでもビジネス展開できるって素晴しいですね.
しかし,ここで問題があるらしいのです.それは次の動画で説明しています.
・「簡単に取れて,すぐビジネスになる」→「それは困る(エネルギメーカー)」 ・日本海側で取れる → 竹島・尖閣諸島問題
どうも「利権問題」と「外交問題」,そして「自虐史観」の問題があるとのこと.
眉唾な部分もあるかもしれませんが,皆さんは上記動画をごらんになって,どのようにお考えになりますか?