エネルギー資源を輸出する日本

去年あたりから報道されている新しいエネルギー「メタンハイドレート」.通称「燃える氷」

過去の記事でもリンクとして取り上げました.
[NB]【技術フロンティア】「燃える氷」を資源に活用

日本では四国から静岡県の沖合にまたがる海溝「南海トラフ」の周辺に、
最も多く分布すると見られる。
(中略)
メタンハイドレートはどうやって回収するのか。高圧で地中に
閉じこめられている石油や天然ガスは液体や気体だから、パイプを
打ち込むだけで吹き出してくる。ところがメタンハイドレートは固体なので、
この方法では取り出せない。

しかも、砂の隙間にシャーベット状に混じっている場合が多いので、
さらにやっかいだ。そこで、地中でメタンガスと水に分解し、ガスだけを
地上に吸い出す手法が取られる。

分布マップは下記のようになってるみたいです.
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090520/195248/zu2.jpg

この記事のポイントは,以下の通り.

・海溝「南海トラフ」の周辺に最も多く分布
・高圧で地中に閉じこめられている
・メタンハイドレートは固体
・砂の隙間にシャーベット状に混じっている場合が多いので、取り出すのが困難

つまり,「埋蔵量が多いけれども取り出すのが困難であり,すぐにビジネスにはできない」という結論になっていました.

そして今年に入り,とある動画を見てビックリしました.太平洋側ではなく,日本海側で「簡単に」メタンハイドレートが取り出せちゃうらしいのです.
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つまり,「メタンは簡単に取り出せて,すぐにビジネスにできる」らしいのです.資源が乏しいと言われている日本ですが,実は「資源国家日本」になる日もそう遠くは無く,今年中にでも可能とのこと.上の記事とは違って,すぐにでもビジネス展開できるって素晴しいですね.

しかし,ここで問題があるらしいのです.それは次の動画で説明しています.
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・「簡単に取れて,すぐビジネスになる」→「それは困る(エネルギメーカー)」
・日本海側で取れる → 竹島尖閣諸島問題

どうも「利権問題」と「外交問題」,そして「自虐史観」の問題があるとのこと.

眉唾な部分もあるかもしれませんが,皆さんは上記動画をごらんになって,どのようにお考えになりますか?